2009年11月18日
叱 咤
叱ってくれる人を持つことは大きな幸福である。
松下 幸之助
人は誰しも(?)歳を重ねるにつれ、叱られる回数が少なくなる。
しかし、年齢関係なく叱咤激励してくれる方が傍にいれば、自分にとっては明日の元気になれる。
今の俺には・・・叱ってくれる友人が傍にいないのがちと寂しい・・・
投稿者 shinorar : 23:05 | コメント (0)
2009年05月26日
WIN-SHARES
最近、野球解析において注目を集めてる用語の一つに「WIN-SHARES」がある。
Shinorar なりに説明していくが、あらっ、かつての盟友も説明されている。負けるわけいかん。
それを求めるにはRCの定義を理解しなければ解読不能である。これまで纏めた内容を皆様にもおすそ分け。
RC(Runs Created)とは、野球において打者を評価する指標の一つ。
メジャーリーグにおけるセイバーメトリクスの第一人者ビル・ジェームズにより考案された個人の得点能力を表す総合指標の一つ。
過去に生まれた打率や本塁打などの指標はそれぞれ独立した指標であり、お互いを比較することが困難であった。打率を例にしてみると、安打と本塁打が同じ価値であったり、四球は投手の完全なるミスという理由で無価値とみなされるなど欠陥も多かった。RCはそんな古来の指標に変わる新たな指標として考案された。
当初は出塁率に塁打数を掛けるだけのシンプルな指標だったが、盗塁や犠打、犠飛などの要素を加え、実際の得点から逆算して係数を求めるなど常に得点との相関性を高める改良が加えられ、さまざまなバリエーションが存在する。
チームの全打者のRCを合計すると、シーズン中のチームの総得点とほぼ一致するように式が作られている。
RCは何度か改良が加えられたが、この指標の基本は(出塁能力A × 進塁能力B)/ (出塁機会C)を基に構成。
A = 安打 + 四球 + 死球 - 盗塁死 - 併殺打
B = 塁打 + 0.26 ×(四球 + 死球) + 0.53 ×(犠飛 + 犠打) + 0.64 × 盗塁 - 0.03 × 三振
C = 打数 + 四球 + 死球 + 犠飛 + 犠打
RC= ((A+2.4C)×(B+3C) / 9C) - 0.9C
RCはOPS(=出塁率+ 長打率)の欠陥として指摘されていた走塁能力(盗塁)を考慮したため、より正確な得点能力を算出できるようになった。これによってリードオフマンとパワーヒッターなどの全くタイプ・役割の違う選手同士を平等に比較できるようになった。
しかしRCは打席が多いほど大きくなる傾向があり、打席数の異なる選手を比較することが困難なため、RCを応用し打席数を均等化した指標としてRC27を使われることがある。
RC27= 27×RC / (打数 - 安打 + 犠打 + 犠飛 + 盗塁死 + 併殺打)
とこんな具合だが、式だけで知ってもナンノ意味なし。0.26、0.53、0.03・・・?何でこんなパラメータを・・・近日著者へメールする予定ー。
WS(Win Shares)の定義
Win-Shareとは、勝ちを共有する…つまり勝利に対して各選手がどれだけ貢献度があったかを表す数値であり、打者(BWS)、投手(PWS)、守備(FWS)の3カテゴリの合計値によって算出されている。
そして、Win-Shareのポイントは勝利数の3倍となっており、チームの各選手のWSを合計しそれを3で割ると(=ΣWS / 3)、そのチームの勝利数と等しい事になっている。
先ずは打撃部門(BWS)から定義する。BWSはRC(RunsCreate)の数値を元に計算する。
BWS = RC- (OUTS / 12)
OUTS = 打数 - 安打 + 盗塁失敗+ 犠打+ 犠飛+ 併殺打
続いて投手部門(PWS)はリーグ平均防御率をベースに計算する。
PWS = (((投球イニング) × ER´ / 9) - ER) / 3
(投球イニング) × ER´ / 9 … 理論上における自責点を表す。
ER´ = (所属リーグ平均防御率 × 1.5 - 1)
FWSは投手、捕手、1塁、2塁、3塁、外野毎で算出方法が異なる。しかし、計算式があまりに複雑なため、捕手のみ(cFWS)取り上げる。
cFWS = X1 / (ΣX1) × (Team-cFWS)
X1 = 刺殺 + 2 × (補殺 - 刺盗塁) - (8 × エラー) + (6 × 併殺) - (4 × 捕逸) - (2 × 許盗塁) + (4 × 刺盗塁) + (2 × (チーム自責点 / チームイニング - 自責点 / 出場イニング) × 出場イニング)
※ ΣX1 … X1の総数
(Team-cFWS) = α × β
α = TeamFWS / (各ポジションのパラメータ総数)・・・解明中
β = (γ - 0.2) × 38
γ = (C1 + C2 + C3 + C4) / 100
C1 = 25 + (チーム刺盗塁 / (チーム刺盗塁 + チーム許盗塁) - リーグ刺盗塁 / (リーグ刺盗塁 + リーグ許盗塁)) × 150
C2 = 30 - 15 × A1 / A2
A1 = 1 - (チーム刺殺 + チーム補殺 - チーム奪三振) / (チーム刺殺 + チーム補殺 - チーム奪三振 + リーグエラー)
A2 = 1 - (リーグ刺殺 + リーグ補殺 - リーグ奪三振) / (リーグ刺殺 + リーグ補殺 - リーグ奪三振 + リーグエラー)
C3 = 5 + (チーム捕逸 - リーグ捕逸 × A3) / 5
A3 = (チーム刺殺 - チーム奪三振) / (リーグ刺殺 - リーグ奪三振)
C4 = 10 - (チーム犠飛 / (チーム犠飛 × A3)) × 5
引続き、「WIN-SHARES」が解読出来次第共有しまーす。
参考文献
Win Shares Walkthrough IN Walk Like a Sabermetrician
http://walksaber.blogspot.com/
投稿者 shinorar : 02:14 | コメント (0)
2005年02月04日
論文
メルマガをさぼってた期間中の11月末、学生時代に発表した修論を箇条書きにまとめ、現在加入しているアメリカ野球学会(SABR)東京支部会員の皆様の前で9年ぶりに発表した。
テーマは「異なる条件下で得たデータの比較」。 (修了した大学では『「強さ」の推定』でライブラリに飾ってあるようだ) これを野球の記録に反映して、「記録項目、動きの異なる投手、打者を同じ土俵上に置いたとき、果たして誰が一番ポテンシャルが高いか?」これを数値化するのがこの論文の主旨である。
先ず同じ土俵上に挙げるため、投手、打者にとって対等で、かつ絶対的に必要な要素は何か? 学生時代にはこれを選定するのに教授と幾度もディベートを重ね、悩みに悩んだ事を覚えている。一般スポーツ紙で挙げている項目をそのまま挙げてレーダーグラフ風にするのであれば容易い事だが、出来るだけ項目を絞込み、かつ、チームの強さ(勝敗)を反映した上で算出したい。
そこで出た結論は、投手は防御、チームにもたらす勝数(セーブ数も含む)、打者は出塁、チームにもたらす得打点(実際値として打点+得点-本塁打)を、そしてチーム力はBradley-Terryモデルと呼ばれる統計モデルを使い、計算を行った。
値を出すまでのプロセスは現段階ではお教えできないが、修論発表当時(1995年)では投手陣が上位を示していた(セリーグはスワローズ・ブロス投手、パリーグはファイターズ・グロス投手が最高値)。その後の成績も(1995~2001年、2004年まで)今回のタイミングで算出したのだが、打撃優位の環境に変わってきてるせいか、投手が1位となったケースは1998年の佐々木、99年の上原のみ、そのほかのシーズンは打者が上位を占めていた。因みに昨年のセリーグの成績をもとに計算した結果、1位・岩村、2位・ラミレスとスワローズの選手が独占、投手では上原の6位が最高であった。ドラゴンズ・川上は意外に低くリーグ7位との結果が出た。以下、セリーグ上位20位をリストアップしよう。
1 岩村 [S] 4.84E-01
2 ラミレス[S] 4.48E-01
3 金本 [T] 4.47E-01
4 嶋 [C] 4.47E-01
5 井端 [D] 4.45E-01
6 上原 [G] 4.43E-01 ※
7 川上 [D] 4.35E-01 ※
8 ローズ [G] 4.35E-01
9 荒木 [D] 4.28E-01
10 仁志 [G] 4.27E-01
11 アレックス[D] 4.22E-01
12 立浪 [D] 4.22E-01
13 シーツ [C] 4.13E-01
14 今岡 [T] 4.12E-01
15 清水 [G] 4.12E-01
16 古田 [S] 4.07E-01
17 ラロッカ[C] 4.06E-01
18 赤星 [T] 3.93E-01
19 小久保[G] 3.89E-01
20 井川 [T] 3.82E-01 ※(投手)
因みに最下位はドラゴンズ・川崎投手でした。1時間に及んだ発表後、会員の方からは、
「シンプルで良いね BY 向井のおっちゃん(恐れ多くも向井万起男さん)」、
「非常におもしろい。誰もが考えない発想ですね。これがシーズンでなく、ゲーム単位で算出できる式を立てられれば完璧でしょう。 BY 功刀靖雄教授」、
「もう少し細分化すれば良いのでは・・・ BY MB Da KIDDさん(相互メルマガ)」などの評価を頂いた。
その一方で、
「MVPの川上が1位でないのはおれは納得いかない。 BY 千葉功さん」、
「守備力も付加して個人能力が出るものではなかろうか。 BY 永田さん」
などなど、理想と現実が異なっている事に抵抗をお持ちの方もいらっしゃったようだ。
今も時間の合間を縫ってはそれ以前の数値を算出してるので、全部が揃えばWEB上で公開する方向で考えている。この数値が揃えば一時代を築いた沢村、大下、稲尾、長嶋、王、金田、山本浩、鈴木選手と、現在のスター選手の力量を測る事がおよそ可能となる。
・・・と豪語しても成績打ち込まんとアカンから半年以上掛かりそうだなぁ。(^^ゞ
投稿者 shinorar : 00:42 | コメント (0)


