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2004年09月22日

挑戦

普段からドラマを見ない人間なのだが、今回のクール(7月~9月)ではフジテレビで放映してた「ウォーターボーイ2」にはまり、ほぼ全作をオンタイムで見た。

テレビドラマは決まった脚本、台詞があり、出演している俳優人達は視聴者に感動を与えるべく、渾身の演技を見せるものだが、「ウォーターボーイ2」では、俳優の域を越え、ひとりひとりの「人間の成長」を垣間見ることが出来、個人的にも大いに発奮させられた。
このドラマを見ると、こんなに『熱い』仲間が身の回りにおいても最近少なくなってきたなぁ、とつくづく感じてしまう。ドラマとはいえ、主人公の水嶋泳吉(市原隼人)を中心に、5人の主力メンバーが夢を叶えるべく、何があっても挫けず、諦めない姿を見ていると、「無謀たる挑戦」に向かって真っ直ぐしか見なかった大学4年生頃の自分をふと思い出す。

当時、工学部に在籍し、成績も学内では中の上でボチボチ。ほっといても卒業出来、大学院の推薦、就職も保障され、実に平凡な学生生活を送ってたのだ。しかし、大学生として残した「財産」は何一つ無し。
そんな中、桜が散った5月はじめ、卒論のテーマを練り始め、「野球」を題材とした論文を作成することを決めた瞬間、幼少時代から好きだった「数学」を極めたい気持ちが再び芽生え始めた。ちょうどその時、ゼミの先生から、旧帝国大学・数学科への大学院受験を推された。
学問に対し芽生え始めたと思いきや、3流大学に所属の身分に降りかかった「悪魔のささやき」。しかも学部が異なる事もあり困難極まりない状況で勉強を始めた。当初は「こんなもん、受かるはずがない」気持ちが先行し、多少気が緩んだ状態で励んでいたが、次第に学問に対する興味が増し、難問が解けられるようになるにつれ、「ひょっとしたら受かるかも」との気持ちが僅かながら育まれていった。
試験1ヶ月前になると1日10時間以上をこなし、1週間前には実力も様になってきた。受かる自信はその時点でも「1~3%」位(それだけ奥深い学問なのです)くらいしか沸いてこなかったが、大学生活で何かをやり遂げたという充実感に満たされていた。
「落ちてもともと。でもここまでやったから悔いやぁ」そんな気楽な気分で挑んだのが良かったのでしょう。結果は奇跡の「合格」でした。もし今の自分のモチベーションで受験すれば、そこまでの情熱はきっと甦ることなく撃沈するでしょう。

「年を食ったから」をせいにはしたくないですね。30を越えようが、40を越えようが、大きい小さい関係なく、常に「挑戦する」気持ちだけは忘れてはならん、幼稚かもしれないが、ドラマを通じて改めて感じた。

投稿者 shinorar : 2004年09月22日 22:21

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